皆さんシーズン真っ盛りで自転車にはたくさん乗っていると思いますが、ホイールメンテナンスはちゃんと行っていますか?『ちゃんと回っているから大丈夫だろう』だけだと…
実は、皆さん足を引っ張る事になりかねないほど、メンテナンスが非常に重要なパーツがホイールなのです。
一生懸命練習してきた上で結果を求めるレースや、みんなで快適に楽しい遠征ライドなど、様々な目的があると思いますが、皆様はそのライドの際に本当にベストな状態!快適な状態!で乗れていますか?
皆さんイメージしてみてください! ライドの全ての工程の中で、自転車が動いている時に常に動き続けているパーツがたった一つだけあります。
そうです!たった一つだけ… それが『ホイール』なのです。
ホイールをかえる事で走りが軽くなった経験をされた方は多いと思うのですが、逆を返せばホイールは全ての工程で常に動き続け皆さんのライドに大きな影響力を与えているパーツであり、ライド中は常に酷使されているパーツなのです。だからこそ、クリーニングが必要だったり、注油が必要だったり、消耗の確認が必要だったり、気にかけてメンテナンスを行ってあげる必要があります。定期的なメンテナンスをすることでベストな状態でレースやイベントを楽しむことが出来るはずです。
では、ホイールメンテナンスって何をすればよいの??
ホイールメンテナンスにも様々なチェック箇所がありますが、その中でも一番酷使されており、重点的にチェックが必要な部分は回転部のハブになります。
何故かと言うと、走行によりハブ内への砂や塵などの混入・雨天時走行や洗車などによる水の侵入・回転によるベアリングの消耗・トルクを伝えるラチェットの消耗・潤滑させる為のオイルやグリスの充填 等々、
消耗及び外的要因を一番多く受ける箇所なので定期的な確認が必要となります。
では、どれぐらいの頻度でメンテナンスを行えばよいの??
この頻度は使用の環境によっても大きく変わって来ます。高温下でのオイルやグリスの消耗・ハブ内部への混入物による摩耗・走行距離によってのラチェットの消耗・走行環境による内部への水分の侵入 等々、
様々な環境があると思いますが、その状況が複合的に重なる事で期間や距離だけではなくハブに悪影響を及ぼす事も考えられます。
もし、その不完全な状態で放置してしまうと、最悪の場合はハブ内部のパーツをすべて交換しなくてはいけないなどの状況も考えられます!ですので、その前に早期発見!早期解決を行うように心がけてください。
そこで、皆様に心掛けて行って頂きたいのは、毎回実作業を行う『メンテナンス』を行うのでは無く、現状の状況を確認する定期的な『チェック』を行ってください。その際に内部のオイルやグリスが枯渇している… ハブ内がひどく汚れている… ハブ内部が錆びついている…
などの症状がみられた場合にメンテナンスをマヴィック正規販売店に依頼してください。
▼最寄りの販売店はこちら
※約1,000キロに1回程度のチェックを推奨しております。
では、チェックってどうやって何を行えばよいのでしょうか?
現在のMAVICのほとんどのホイールに使用されているID360のハブは工具不要でスプロケットを装着したまま、簡単にフリーボディーを分解する事が出来ます。(作業手順に関しては以下のYou tubeをご確認ください。)
ここでフリーボディーを分解して、内部の状況を確認して問題無ければそのまま元に戻して使用してください。
しかし、極端な汚れや、不純物の混入、グリスの枯渇、錆などの状況が見られた場合は、ご購入いただいたマヴィック正規販売店にお持ち込みいただき、メンテナンスを依頼してくださいね。
◆悪い状態の例◆
・内部のグリス(潤滑剤)が少なくなっている・カラカラに乾いている等の状態:潤滑剤の充填が必要
・ハブ内部に砂や塵などの不純物が多く溜まっている場合:内部クリーニング&潤滑剤の充填が必要
・ハブ内部に錆がみられる場合:内部金属の錆のクリーニング/重度の錆の場合はパーツ交換
・シャフトを空転させた時にコツコツとした感触がある:ベアリングの消耗もしくは錆の可能性
等々、様々なケースがありそのまま放置してしまうと、色々なメンテナンスが必要になって来ますので、症状が悪くなる前に『チェック』の回数を増やして予防対策を行うように心掛けてください!
改めて、自転車の走行中に常に動き続けて負荷が掛かっているのがホイールです!
そして、皆様のライドへ良くも悪くも大きな影響を与えるのもホイールなのです!
ですので、今一度『チェック』の頻度を増やして、最高の状態で快適なサイクルライフを楽しんでください。