細かすぎて伝わらないアルミホイール | アルミの歴史と製造方法

MAVICといえば、アルミ!

かつて自転車レースでは木材のホイールが使用されていたのをご存じでしょうか?

木材から、鉄、アルミ、カーボンと進化を遂げており、カーボンが最先端と思われがちですが、アルミホイールも進化を止めたわけではありません。

MAVICのアルミホイールにもしっかりとテクノロジーが詰め込まれた商品があります。

 

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アルミリムの製造方法って知っていますか?

簡単に説明すると、リム形状に成形されたアルミの棒を①曲げて、②カットして、③くっ付けるのですが、そこに既にMAVICのテクノロジーが搭載されているのです。

 曲げる、カットする

まず、リム形状に成型された長い棒を専用機械に入れて曲げていきます。

3本分ぐらいをクルクル~と曲げていき、バツンッっとカットします。

3本分ぐらいを曲げるのは、端まで同じ角度でしっかり曲げた状態にするため。

 

接合する

そして、最も大事な リムの端をくっ付ける(ジョイント/継ぎ目)の工程です。

ジョイントの種類

一般的なジョイントで言うと、ピンジョイント・スリーブジョイントというものがあります。

ピンジョイントとは

ピンを指すための穴をリムに成形して、2本のピンを挿してジョイントする方法。

これはリムにピンを指すための穴を1周分ぐるっと成型しておかないといけないので、その分外周が重くなりますね。

スリーブジョイントとは

継ぎ目にスリーブ()を入れて載せてジョイントする方法。

実はこれらは継ぎ目の剛性が高いといえず、ホイールの剛性バランスが崩れやすいんです。

 

そこで、MAVICSUP溶接といって融合溶接でリムの部材を溶かしながら接合させています

ローソクを溶かしてくっ付けるイメージでしょうか。

リムの素材自体を溶かしてリムの端を溶接します。他の部材を入れていないということはガッチリとジョイントされているんですね。

 

このSUP溶接は軽量化というよりも、最大のメリットは強度にあります。

スポークから引っ張られるテンションに耐えられるのはもちろん、360°同じ剛性でないとバランスが崩れてしまうのですがこのSUP溶接はそれを可能にしています。

 

次回はさらに、【強度を軽量化を兼ねそろえたMavicのアルミホイールの技術】についてをお送りします!

お楽しみに!

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