MAVICの誇るアルミホイールに搭載されているテクノロジーを2つ紹介します。
FOREテクノロジー ISM4Dテクノロジー
動画でもご覧いただけますので、是非ご覧ください。
FOREテクノロジー
これはスポークホールを高温でドリリングする技術です。
スポークホールを成型する際に部材に穴をあけているのではなく、部材を溶かしてネジタップを成型しています。 左から順番に、部材を溶かしてネジ切りが形成される工程になります。
スポークを通す穴をスポークホールといいますが、以前まではそこにアイレット(ハトメ)がありました。
MAVICはFOREテクノロジーを採用し、アイレットをなくしています。
これは、リム外周に無駄な素材が入らないので軽量化だけではなく、強度保持にも貢献します。
部材を溶かしてタップを立てているので、リムに要らない部材を入れなくて済みます。前回のSUP溶接と同じですね!
そうすると、強度を落とすことなく軽量化が可能です。
リム外周が軽くなると・・・・走りが・・・軽くなります!
さらに、リムテープを必要としないのでUSTチューブレス化が容易となります。これは大きなメリットではないでしょうか
ISM(インタースポークミリング)テクノロジー
これは、リムのスポークとスポークの間を薄く削る技術です。
元々軽量のアルミリムを、さらに削り超軽量のリムへと進化させます。
MAVICの場合、軽くするだけではなくしっかりと強度を保っているところがポイントです。
軽くしようと思えば、いくらでも軽くできますが、強度を落とすわけにはいきません。よく見ていただくと、スポークホイールの周りは削られていないんです。
これは、スポークを止めている部分はテンション構造ゆえの引っ張りに耐えうる強度を保つために、敢えて削っていないのです。
全てはコンピューターで計算され、強度の不要なところだけをを極限まで削る技術をMAVICは持ち合わせています。
リムのつなぎ目の話でもあったピンジョイントのピン、スリーブ、そしてアイレットを排除して軽くした上に、さらに削って削って削って軽量リムを生み出しているのがこのISMです。
まさに細かすぎて伝わらない地味だけど凄い技術!
次は、MAVICの2021モデルのアルミホイールKsyrium SL と Ksyrium Sの違いについてお届けします!
お楽しみに!