万がイチ穴が塞がらない時は? USTチューブレスがパンクした時の対処方法

USTチューブレスホイールの扱い方に続いて第2弾!
あまり考えたくないですが、走行中にタイヤをカットしてしまったり、シーラントで穴が埋まらないなどのトラブルに遭遇してしまったら。。
実際にチューブレスタイヤの脱着作業が必要になってしまった時のため、緊急時の対処方法をわかりやすくお伝えしていきます。
この動画を見ながら対処してみてください!

動画はこちら!

シーラントの効果

チューブレスタイヤに3.2ミリのキリを使って穴をあけパンクさせます。
そして走行中を想定してタイヤをぐるっとまわすと、シーラントが漏れてきます。
ですが、内側からの圧力でシーラントが穴の中に詰まりこみ穴をふさいでくれます。
これでパンク修理完了です!
これがチューブレスレディの特徴です。

しかし、3ミリほどの穴をふさぐことは可能ですがガラスの破片で切ってしまったり、何かを踏んで破片でサイドをカットしてしまったりして
シーラントではふさぎきれないパンクもあります。
そんな緊急時の対処方法を詳しくお伝えしていきます。

パンク時の対処方法

用意するもの
●チューブ
●水を入れたボトル
●タイヤレバー

まずタイヤをはずす作業です。

チューブレスホイールは空気が抜けてもタイヤが外れないようにビードがしっかりとフックに引っかかっています。
それをはずす作業を行います。
これが難しいという声もありますが、2019年にETRTOというタイヤとホイールの規格が変更になり、2020年以降のNEW ETRTO規格に対応したものに関しては簡単に脱着できるようになっています。

バルブ付近のタイヤをしっかりつかんで内側に押すと簡単にはずれます。
力が入らなくて難しい場合、雑巾絞りをイメージしてください。
タイヤ全体を握りこみテコの原理を使って手前にギュッと落とし込むと、力を入れずに簡単にビードをはずすことができます。
そして両側のビードを落とし込みます。
突起があるのでバルブの上の部分からはずします。
タイヤレバーを2か所に差し込み、タイヤを下に引っ張ります。
そうすると中に入っているシーラント剤が現れます。
これを外に出します。
シーラント剤はタイヤの内側に被膜していますので、水を入れたボトルを使って流します。
MAVICのシーラント剤はアルカリ水溶性なので水で流すとほとんどきれいになります。
シーラント剤を流しきったら、ペーパーウエスで拭き取ります。
そしてタイヤをホイールからはずします。
ホイールの内側もシーラントをふき取ります。
固まっている場合はタワシを使って水で流すときれいになりますよ!
タイヤをカットしてしまった個所に内側からブートという補修用パッチを貼り付けます。

タイヤを補修することができたら、タイヤをはめてチューブを入れます。
チューブを入れるにはまず、チューブレスバルブをはずす必要があります。
チューブレスバルブは工具でしめていないので手で簡単にはずすことができます!
そのコツは、上からしっかり押さえることです。
上からゴムの部分をしっかり押すことによって下に余裕ができ、簡単にバルブをはずすことができるのです。
間のシールも抜いてください。
そしてチューブレスバルブをはずします。
このバルブはなくさないでくださね!
次の新しいチューブレスタイヤをつけるときに必ず必要となります。

補修したタイヤをはめ込んでいきます。
チューブを入れるので、はめ方はクリンチャータイヤと同じ要領です。
タイヤの向きを確認して片方のビードをはめます。
チューブを入れます。
チューブレスホイールですがクリンチャータイヤをはめられる方なら難しくない作業です!
まずバルブを通します。
チューブをリムの上に乗せていきます。
バルブの部分が引っかかっていないか確認をしてから入れ込んでください。
チューブレスタイヤの場合はバルブの反対から作業します!
タイヤのビードを真ん中から奥へとはめていきます。
全体をはめることができたら、チューブが噛んでいないか確認します。
空気を少しだけ入れた状態にして、タイヤ全体を確認します。
チューブが噛んでいないことを確認したうえで、空気をあげていきます。
チューブが入っているので、リム打ちしないように空気圧を適正より少し上げます。
チューブレスタイヤ自体、ビードラインが剛性の高いものになっています。
ですので、空気圧を上げすぎるとリムを壊してしまうためリムに書かれているマックスバーを確認して空気圧を調整して下さい。
空気を入れているときにパン!と音がします。そうするとビードラインが出てがしっかりと空気が入った合図です!

以上がチューブレスタイヤをカットしてしまったトラブルの対処法となります。

作業が難しいと思っている方も多いと思いますが、慣れてしまえば簡単にできます!
今回の動画を見て、パンクのトラブルに備えてトレーニングしてみてはいかがでしょうか。

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USTホイールの扱い方と正しいタイヤの装着方法

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