MAVICスタッフが明神峠~三国峠(最大勾配18%!)の激坂を攻める!
第三弾は、安全に下るダウンヒルのポイントを伝授します。

下りは景色がいい程、つい見とれてしまいますがしっかりとポイントを押さえて安全に下りましょう。
動画で見たい方はこちらをチェック!

ポイント1 コースの先を見る

上りも平坦も意外とスピードはゆっくりなので、障害物やコーナーをしっかり確認しながら走行することが可能です。

しかし下りとなるとスピードはその倍以上となり、障害物やコーナーがいつもより早くやっています。
山の中ですので、右に曲がったり左に曲がったりを繰り返します。
なので、しっかりと視点を前に向けて、先のコースを予測しながら走ることが大事になります。
もちろん路面のコンディションにも注意しておきましょう。

また、狭い道では非常に見通しが悪いです。
そういった見通しの悪いコーナーの頂上にはカーブミラーが設置されていることが多いので、対向車やコーナーの深さを確認して走るもの安全に下るポイントです。  


ポイント2 重心は自転車の中心


下り坂になると、自転車は前傾します。そうすると身体も自然と前輪荷重になりがちです。
前輪荷重になると、前に障害物が急に来てしまうと全ての動作が間に合わなくなってしまいます。
ですので、重心は真ん中に!を心がけてくださいね!
前に潰れない(前傾にならない)ポイントとしては、肘を曲げず(開かず)、脇をしめること!
そうすると、身体が前のめりになってしまうのを防ぐことができます。

また、重心をバイクの真ん中にすると同時にハンドルの下部分を持って重心を低くするのもポイントです。
さらに、下ハンドルを持つことによって、ブレーキの先端部分に指が届きます。

ブレーキは、てこの原理になっていて下の方で握れば握るほど、少ない力でブレーキの力が加わります。
ただ、下ハンドルを握る時の注意点としては、重心が前に行きやすいの注意しましょう。

もう一つのポイントとしては、コーナリング中の乗車姿勢です。
コーナーに入るとバイクを倒していくのですが、重要なのが倒した時に自転車と体の軸をまっすぐにするということです。
これは専門用語で"リーンウィズ"と言います。これが基本姿勢です。
決してダメではないのですが、"リーンイン" "リーンアウト"もあります。
リーンイン
バイクに対して上半身が内側に入る姿勢
これは、重心がずれて滑りやすくなってしまいます。 
リーンアウト
バイクに対して上半身が外側に出てしまう体制
これは、バイクが寝てしまうので滑りやすくなります。
ただ、視線は遠くを見ることができるので、状況に応じて使い分けることが可能です。
基本的にはリーンウィズの乗車姿勢で曲がるようにしましょう


ポイント3 コーナー

コーナーの最中は出口を見るようにする。視線をキョロキョロさせないのが安心に下るポイントです。
どうしても視線の方向に身体が動いてしまうので、コーナーの出口を意識しながら曲がっていきましょう。

そしてコーナーの外側の足をしっかり伸ばして、外側に荷重を乗せるように曲がるとグリップが安定して安全に曲がることができます。

何よりコーナリング中に一番大事なのはブレーキングです。
コーナーの手前でしっかり減速して、コーナーの出口にかけて加速していくような気持ちで抜けましょう。
減速が遅くなってしまうと、コーナー中に走行ラインが膨らんでしまったり、最悪の場合スリップして大けがしてしまう可能性も考えられます。
コーナーの手前でしっかりと減速しましょう。


【タイヤ】イクシオン プロ UST 28C


今回28Cのタイヤを使用しています。
ヒルクライムで28C?!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、昨今25C、28c、30Cと太めのタイヤをセットするライダーも増えてきています。
28Cのタイヤだとエアボリュームが増えるだけでなく、タイヤ全体の周長も長くなります。
そうすると障害物を乗り越えやすくなります。
これはマウンテンバイクの27.5インチ→29インチのホイールに変えた時のメリットと同じですね!

例えば細いタイヤだとガタガタな路面を避けたり、コースを選んで走行しないといけないシーンも28Cなら行けちゃうんです、
走行ラインを選ばずに走れるのは大きなメリットですね。

さぁ、山はしんどい…と思っていたライダーもヒルクライムそしてダウンヒルに挑戦してみたくなってきましたか?

安全ライドで出かけましょう!

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ヒルクライムのコツは前回の動画で紹介しています!

第一弾 はこちら!
激坂ヒルクライムを攻略 | シッティングでラクに登る方法
https://youtu.be/flKuon0d6zw


第二弾 はこちら!
激坂ヒルクライムを攻略 | 疲れにくいダンシングのポイント
https://youtu.be/13olzAw3dXc

今回、MAVICスタッフが使っているホイールは【COSMIC SLR 32 DISC】
https://mavic.jp/blogs/blog/product-26_20210511

 

【JAPANモデル】 65㎜ハイト カーボン ディスクブレーキホイール COSMIC SLR 65 DISC 発売

軽さ・反応・空力・乗り心地 究極のベストバランスホイール【 COSMIC SLR 32 DISC】